「LinkedInって日本でも転職に使えるの?」転職活動を始めるにあたり、海外では主流のLinkedInが気になっていました。
2024年7月にアカウントを作成してから3ヶ月。結論から言うと、日本の転職市場では想像以上に使えます。ただし、使い方にはコツがありました。この記事では、実際に使って分かったメリット・デメリット、効果的な使い方を解説します。
📋 この記事でわかること
- LinkedInを3ヶ月使って得られた実際の成果
- 日本の転職サイトとの違いと使い分け
- プロフィールの書き方と運用のコツ
- LinkedIn経由でスカウトを受けるための具体的な方法
LinkedInを始めた理由
カスタマーサポート職で8年目、年収380万円。スキルアップしたいと思いながらも、転職エージェントに登録するのはハードルが高く感じていました。
そんな時、IT業界の知人から「LinkedInでスカウトが来るよ」と聞き、試しに登録してみることに。無料で始められるし、合わなければ放置すればいいと気軽な気持ちでした。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 登録日 | 2024年7月15日 |
| プロフィール作成時間 | 約2時間 |
| 3ヶ月後のつながり数 | 127人 |
| プロフィール閲覧数 | 月平均85回 |
| スカウトメッセージ受信数 | 15件(うち興味あり5件) |
正直、最初は半信半疑でした。でも3ヶ月で15件のスカウトが来たのは予想外。うち5件は年収450万円以上のオファーでした。
LinkedInと日本の転職サイトの違い
リクナビNEXT、doda、ビズリーチなど、主要な転職サイトは一通り使っていますが、LinkedInは明らかに性質が異なります。
| 項目 | 日本の転職サイト | |
|---|---|---|
| プロフィール公開範囲 | 全世界に公開 | 登録企業のみ |
| 主な利用目的 | キャリア構築・人脈形成 | 求人応募 |
| スカウトの質 | 外資系・IT系が多い | 幅広い業界 |
| 情報発信機能 | 充実(投稿・記事) | ほぼなし |
| つながり機能 | SNS的要素が強い | なし |
| 英語対応 | 完全対応 | 日本語のみ |
LinkedInは転職サイトというより、ビジネスSNSに近いです。転職目的だけでなく、業界情報の収集や人脈形成にも使えます。
3ヶ月使って分かった5つのメリット
1. 外資系・IT系企業からのスカウトが来る
これが最大のメリット。日本の転職サイトでは出会えない企業からのスカウトが届きます。
私の場合、以下のような企業からメッセージが来ました。
- 外資系IT企業のカスタマーサクセス職(想定年収500万円)
- スタートアップのカスタマーサポートリーダー職(年収450万円)
- SaaS企業のテクニカルサポート職(年収480万円)
TOEIC700点、簿記3級という控えめなスキルでもスカウトが来たのは驚きでした。
2. 転職活動していることが会社にバレにくい
日本の転職サイトだと、同じ会社の人に見られるリスクがあります。LinkedInは「オープン・トゥ・ワーク」設定をリクルーターにのみ表示できるので安心です。
私は「リクルーターにのみ表示」設定にしているため、同僚には転職活動中だとバレていません。
3. 業界の最新情報が手に入る
LinkedInは情報発信プラットフォームでもあります。IT業界の著名人や企業の投稿をフォローすれば、業界動向がリアルタイムで分かります。
私はカスタマーサクセス関連のハッシュタグをフォローし、毎朝通勤中に情報収集しています。
4. 職務経歴書のベースになる
LinkedInのプロフィールは、そのまま職務経歴書のベースになります。転職エージェントに登録する際も、LinkedInのURLを送るだけでOKでした。
5. 完全無料で使える
有料版(LinkedIn Premium)もありますが、無料版で十分です。私は3ヶ月間、一度も課金していません。
| 機能 | 無料版 | 有料版(月4,900円) |
|---|---|---|
| プロフィール作成 | ◯ | ◯ |
| スカウト受信 | ◯ | ◯ |
| 投稿・コメント | ◯ | ◯ |
| つながり申請 | 月30件まで | 無制限 |
| 誰がプロフィールを見たか | 直近5人のみ | 全員表示 |
| InMail(直接メッセージ) | × | 月5通 |
有料版にしなくても、スカウトは普通に来ます。まずは無料で試すべきです。
3ヶ月使って感じた3つのデメリット
1. 日本企業の求人は少ない
スカウトの大半が外資系・IT系企業。大手日本企業や地方企業の求人はほとんどありません。
日系メーカーや金融機関への転職を考えているなら、リクナビNEXTやdodaの方が向いています。
2. スカウトの質にバラつきがある
15件のスカウトのうち、10件は正直微妙でした。明らかに一斉送信のテンプレートメッセージや、希望条件と全く合わない求人もありました。
| スカウトの種類 | 件数 | 印象 |
|---|---|---|
| カスタマイズされた丁寧なメッセージ | 5件 | 真剣に検討 |
| テンプレートだが条件は合致 | 3件 | 返信して詳細確認 |
| 明らかな一斉送信 | 7件 | スルー |
質の高いスカウトだけ返信し、テンプレートメッセージは無視しています。
3. プロフィール作成に時間がかかる
職務経歴を英語でも書こうとすると、かなり時間がかかります。私は日本語のみで書きましたが、それでも2時間かかりました。
ただし、一度作れば使い回せるので、最初だけ頑張る価値はあります。
⚠️ 失敗談:最初は適当にプロフィールを埋めた
登録初日、とりあえずプロフィールを埋めて放置しました。1ヶ月経ってもスカウトは1件のみ。改めて丁寧にプロフィールを書き直したところ、翌週から急にスカウトが増えました。プロフィールの質が、スカウト数に直結することを実感しました。
スカウトが来るプロフィールの書き方
試行錯誤の結果、以下のポイントを押さえることでスカウトが増えました。
1. 見出し(ヘッドライン)を工夫する
単なる職種名ではなく、強みやスキルを盛り込みます。
NG例: カスタマーサポート
OK例: カスタマーサポート8年 | 顧客満足度向上・業務改善が得意 | TOEIC700点
検索にヒットしやすくなるよう、具体的なスキルや実績を入れるのがコツです。
2. 職務経歴は数字で語る
抽象的な表現ではなく、具体的な数字を入れます。
- NG: お客様対応を担当しました
- OK: 月平均200件の問い合わせ対応、顧客満足度93%を達成
- NG: マニュアル作成に携わりました
- OK: FAQ50項目を作成し、問い合わせ件数を月150件から100件に削減
リクルーターは数字で判断します。定量的な実績をアピールしましょう。
3. スキルセクションを埋める
スキルセクションは最大50個まで登録可能。できるだけ多く登録すると、検索でヒットしやすくなります。
私が登録しているスキル例:
- カスタマーサポート
- カスタマーサクセス
- Salesforce
- Excel(VBA含む)
- データ分析
- 業務改善
- マニュアル作成
- チームマネジメント
関連するスキルは全て登録しておきましょう。
4. プロフィール写真はスーツで
LinkedInはビジネスSNSなので、プロフィール写真はスーツ着用が基本。私服の写真はNGです。
私はスマホで自撮りした写真を使っていますが、それでも問題ありません。大切なのは、清潔感のある服装です。
LinkedIn経由で実際に面談した企業
3ヶ月間で、2社とカジュアル面談をしました。
A社:SaaS企業のカスタマーサクセス職
- 想定年収: 500万円
- 勤務地: 東京(リモート週3日)
- 業務内容: 既存顧客のサポート・活用促進
カジュアル面談では、LinkedInのプロフィールを見て声をかけた理由や、業務内容を詳しく聞きました。年収も魅力的で、最終面接まで進む予定です。
B社:外資系IT企業のテクニカルサポート
- 想定年収: 480万円
- 勤務地: 東京(フルリモート可)
- 業務内容: 技術的な問い合わせ対応
こちらは技術的なスキルが求められるため、私には少しハードルが高いと感じました。丁重にお断りしましたが、良い経験になりました。
💡 カジュアル面談のメリット
LinkedInのスカウトは、最初からカジュアル面談を提案されることが多いです。選考ではなく、お互いを知るための気軽な面談なので、転職を迷っている段階でも参加しやすいです。
効果的なLinkedInの使い方
スカウトを待つだけでなく、能動的に使うことで効果が高まります。
1. 週に1回は投稿する
仕事で学んだことや、業界ニュースへの感想を投稿すると、プロフィール閲覧数が増えます。私は週1回、簡単な投稿をしています。
2. 興味のある企業をフォローする
転職したい企業をフォローすると、その企業の投稿が流れてきます。企業文化や最新情報を知る良い機会になります。
3. 同業者とつながる
同じ職種の人とつながると、その人のつながりからスカウトが来ることもあります。つながり申請は積極的にしましょう。
4. オープン・トゥ・ワーク設定をオンにする
これをオンにしないと、リクルーターに転職意欲が伝わりません。「リクルーターにのみ表示」設定にすれば、同僚にバレる心配もありません。
LinkedInはこんな人におすすめ
3ヶ月使った結論として、以下のような人に特におすすめです。
強くおすすめする人
- 外資系・IT系企業への転職を考えている人
- 年収400万円以上を目指している人
- スキルや実績をアピールできる人
- カジュアル面談から始めたい人
- 業界情報を収集したい人
あまり向いていない人
- 日系大手企業への転職を考えている人
- 地方での転職を希望している人
- 実務経験が1年未満の人
- 英語力が全くない人(外資系志望の場合)
私の場合、IT業界・外資系に興味があったので、LinkedInは非常に有効でした。日系大手志望の人は、リクナビNEXTの方が向いています。
✨ まとめ
- LinkedInは日本でも十分使える、特に外資系・IT系志望者に最適 – 3ヶ月で15件のスカウトを受け、うち5件は年収450万円以上のオファー。日本の転職サイトでは出会えない企業からのスカウトが来るのが最大の魅力です。
- プロフィールの質がスカウト数を左右する – 見出しに強みを明記、職務経歴は数字で語る、スキルは多めに登録。この3点を押さえるだけで、スカウトが増えました。プロフィール作成に2時間かける価値は十分あります。
- 無料版で十分、転職活動中でなくても登録しておくべき – 有料版(月4,900円)にしなくてもスカウトは来ます。今すぐ転職しなくても、キャリアの選択肢を広げるために登録しておくことをおすすめします。
LinkedInは転職サイトというより、キャリアの可能性を広げるツールです。登録して損はないので、まずは無料で試してみてください。


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