2024年は歯医者に通い、整体にも月2回通院。医療費の領収書が溜まっていました。「医療費控除って聞いたことあるけど、面倒そう」と放置していましたが、試しに計算したら年間12万円超え。
初めての確定申告でしたが、e-Taxで申請したら約2万円が還付されました。作業時間は約2時間。この記事では、医療費控除の確定申告を初めてやる人向けに、具体的な手順と必要書類を解説します。
📋 この記事でわかること
- 医療費控除の対象になる費用・ならない費用
- 実際の申告手順(e-Tax)と所要時間
- 必要書類と準備の仕方
- 還付金額のシミュレーションと実際の還付額
私の2024年の医療費内訳
まずは自分の医療費を集計しました。領収書を1年分保管していなかったので、一部は再発行してもらいました。
| 医療費の種類 | 金額 | 詳細 |
|---|---|---|
| 歯科治療 | 68,000円 | 虫歯治療3本、クリーニング4回 |
| 整体・接骨院 | 28,800円 | 月2回×12ヶ月×1,200円 |
| 通院の交通費 | 8,400円 | 往復700円×12回 |
| 市販薬 | 6,500円 | 風邪薬、痛み止め、胃腸薬 |
| 眼科(コンタクト) | 12,800円 | 定期検診、コンタクト処方 |
| 合計 | 124,500円 | – |
合計124,500円。医療費控除は10万円を超えた分が控除対象なので、私の場合は24,500円が控除額になります。
医療費控除とは?基本のおさらい
医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、超えた分を所得から差し引ける制度です。
控除額の計算式
医療費控除額 = (年間医療費 – 10万円)
※保険金などで補填された金額は医療費から差し引く必要があります
還付金の計算式
還付金 = 医療費控除額 × 所得税率
私の場合、課税所得180万円なので所得税率は10%。
- 医療費控除額:24,500円
- 所得税還付:24,500円 × 10% = 2,450円
- 住民税軽減:24,500円 × 10% = 2,450円
- 合計メリット:約4,900円
実際の所得税還付は約2,450円、住民税は翌年6月から月200円ほど安くなります。
| 課税所得 | 所得税率 | 還付金の目安(控除額24,500円の場合) |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 約1,200円 |
| 195〜330万円 | 10% | 約2,450円 |
| 330〜695万円 | 20% | 約4,900円 |
| 695〜900万円 | 23% | 約5,635円 |
医療費控除の対象になる費用・ならない費用
意外と対象になるもの、ならないものがあります。私も最初は勘違いしていました。
| 項目 | 対象 | 備考 |
|---|---|---|
| 歯科治療 | ◯ | 虫歯治療、親知らず抜歯など |
| 歯列矯正 | △ | 治療目的ならOK、美容目的は× |
| 整体・接骨院 | ◯ | 治療目的ならOK、リラクゼーションは× |
| 市販薬 | ◯ | 風邪薬、痛み止めなど治療目的のもの |
| サプリメント | × | 健康維持目的は対象外 |
| 通院の交通費 | ◯ | 電車・バス代。自家用車のガソリン代は× |
| タクシー代 | △ | 緊急時や公共交通機関が使えない場合のみ |
| 入院の差額ベッド代 | △ | 治療上必要な場合のみ。個室希望は× |
| メガネ・コンタクト | ◯ | 治療目的の処方なら対象 |
| 人間ドック | △ | 病気が見つかって治療した場合のみ対象 |
| 予防接種 | × | 病気の予防は対象外 |
| 妊娠・出産費用 | ◯ | 定期検診、分娩費用など |
💡 通院交通費の記録方法
電車・バス代は領収書がないので、Excelで記録を作成します。日付、病院名、交通機関、区間、金額を記載すればOK。私は以下のように記録しました。
- 2024/3/15 ABC歯科 JR○○駅〜○○駅 往復700円
- 2024/4/10 XYZ整体 地下鉄○○駅〜○○駅 往復600円
確定申告に必要な書類
e-Taxで申告する場合、書類の郵送は不要ですが、手元に準備しておく必要があります。
絶対に必要な書類
- 源泉徴収票 – 会社からもらう(12月か1月にもらえる)
- 医療費の領収書 – 1年分すべて
- マイナンバーカード – e-Tax申請に必須
あると便利な書類
- 医療費通知(医療費のお知らせ) – 健康保険組合から届く(あれば入力が楽)
- 通院交通費の記録 – Excel等で自作
⚠️ 失敗談:領収書を捨ててしまった
整体の領収書を3ヶ月分捨ててしまい、再発行を依頼しました。幸い無料で再発行してもらえましたが、領収書は最低5年間保管が必要です。捨てずに保管しておきましょう。私は今年から専用のファイルに保管しています。
e-Taxでの確定申告手順(所要時間2時間)
初めてでしたが、意外と簡単でした。具体的な手順を解説します。
事前準備(30分)
1. マイナポータルのセットアップ
スマホにマイナポータルアプリをインストールし、マイナンバーカードを読み取ります。初回のみ必要な作業です。
2. 医療費をExcelで集計
領収書を見ながら、Excelで医療費を集計。以下の項目を入力します。
- 支払年月日
- 医療機関名
- 支払った金額
- 治療内容
e-Taxでの入力(1時間)
ステップ1:国税庁の確定申告書作成コーナーにアクセス
Googleで「確定申告書作成コーナー」と検索。スマホでもパソコンでもOKです。
ステップ2:作成開始を選択
「令和6年分の申告書等の作成」→「所得税」を選択。
ステップ3:源泉徴収票の内容を入力
会社からもらった源泉徴収票を見ながら、給与所得を入力。スマホならカメラで撮影すると自動入力してくれます。便利です。
ステップ4:医療費控除を選択
「所得控除」の画面で「医療費控除」を選択。
ステップ5:医療費を入力
事前に集計したExcelを見ながら、医療費を入力。医療費控除の明細書をe-Taxに添付する方法と、手入力する方法があります。私は手入力しました。
| 入力項目 | 私の入力例 |
|---|---|
| 医療費の合計 | 124,500円 |
| 保険金で補填された金額 | 0円 |
| 差引金額 | 124,500円 |
| 控除額 | 24,500円(124,500円 – 100,000円) |
ステップ6:還付金額の確認
入力が終わると、自動で還付金額が計算されます。私の場合は2,450円でした。
ステップ7:マイナンバーカードで送信
スマホでマイナンバーカードを読み取って送信。これで完了です。
還付金の振込(約1ヶ月後)
申告から約1ヶ月後、指定した銀行口座に還付金が振り込まれます。私は3月15日に申告して、4月20日に振り込まれました。
💡 e-Taxのメリット
- 税務署に行かなくていい – 自宅で完結
- 24時間いつでも申告できる – 平日に休みを取る必要なし
- 還付が早い – 郵送より2週間早く振り込まれる
- 書類の郵送不要 – 領収書は自宅で5年間保管すればOK
医療費控除でよくある質問
Q1. 家族の医療費も合算できる?
できます。生計を一にする家族全員の医療費を合算できます。私は一人暮らしなので自分の分だけですが、実家暮らしなら両親の分も合算可能です。
Q2. 領収書がない場合はどうする?
医療機関に連絡して再発行してもらいましょう。ほとんどの病院は無料で再発行してくれます。私も整体で再発行してもらいました。
Q3. 医療費が10万円以下でも申告できる?
できません。医療費控除は10万円を超えた分が対象です。ただし、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)なら12,000円を超えれば申告可能です。
Q4. 確定申告の期限は?
翌年の2月16日〜3月15日が原則ですが、還付申告は1月1日から可能です。私は2月中旬に申告しましたが、混雑を避けるなら1月がおすすめです。
Q5. 会社員でも確定申告が必要?
医療費控除を受けるには自分で確定申告が必要です。年末調整では医療費控除は受けられません。
セルフメディケーション税制との違い
医療費が10万円以下でも、セルフメディケーション税制なら控除を受けられる場合があります。
| 項目 | 医療費控除 | セルフメディケーション税制 |
|---|---|---|
| 対象 | すべての医療費 | 特定の市販薬のみ |
| 必要金額 | 10万円超 | 12,000円超 |
| 控除額上限 | 200万円 | 88,000円 |
| 併用 | どちらか一方のみ | |
医療費が10万円以下で、対象の市販薬を12,000円以上買った人は、セルフメディケーション税制の方がお得な場合があります。
来年に向けて準備していること
今年は領収書の管理が大変だったので、2025年からは以下の対策をしています。
1. 領収書専用ファイルを作成
100円ショップで買ったクリアファイルに、月ごとに領収書を保管。もらったらすぐファイリングする習慣にしました。
2. 家計簿アプリで医療費を記録
マネーフォワードで医療費だけをカテゴリ分け。年末に集計が一瞬で終わります。
3. 通院交通費もその場でメモ
スマホのメモアプリに、通院したその日に交通費を記録。あとでまとめて思い出すのは大変なので、その場で記録が鉄則です。
✨ まとめ
- 医療費が10万円を超えたら確定申告すべき、e-Taxなら2時間で完了 – 私は医療費124,500円で約2,450円が還付。さらに住民税も年間2,450円軽減されるので、合計約4,900円のメリット。e-Taxなら自宅で完結し、書類郵送も不要です。
- 通院交通費や市販薬も対象、意外と控除対象は広い – 電車・バス代、市販の風邪薬、治療目的のメガネ・コンタクトも対象。領収書がない交通費はExcelで記録すればOK。私は交通費8,400円も控除に含めました。
- 領収書は必ず保管、再発行できるが手間がかかる – 領収書は5年間保管が必要。私は3ヶ月分を捨ててしまい再発行依頼する羽目に。2025年からは専用ファイルを作り、もらったらすぐ保管する習慣にしています。
医療費控除は知っているだけで得する制度です。年間10万円以上の医療費を払った人は、必ず確定申告しましょう。e-Taxなら税務署に行かなくても、スマホで完結します。


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